
ある日のうさぎの健康管理として抱き上げて体を見ましたら、おしりの周りがかなり汚れていました。
柔らかいフンをした時にフンがおしりの周りに着いたまま毛とからまって固まってしまっていました。
最初はアルコールを含んでいないウエットティッシュで拭いたのですが、固まって毛と絡んだフンは簡単に取ることが出来ませんでした。
無理にフンを取ろうとしますと毛を抜いてしまうことになってしまいます。
我家のうさぎはグルーミングをよくしているのでここまで汚れているとは思ってもみませんでした。
うさぎを抱っこしてウエットティッシュをお尻のよごれていた部分にしばらく当てていたのですが、フンがしっかりと毛にからまって取れてこないのでお尻を洗った方が早いと思いました。
洗う前のうさぎのおしりはあまりにも汚れていて見せるのは忍びない状況でしたから、ある程度の汚れを取った後のものとなっています。
以前に飼っていたミニうさぎは高齢になりましたら本当によくお尻の周りを汚していました。
そのためすぐにお尻の周りが赤くなってしまい、さらには毛も抜けてしまった状態となってしまっていましたので、よくお風呂場でお尻を洗ってあげました。
お湯で洗ってきれいにしてあげていましたら、うさぎのお尻の赤い腫れは引いて行き、毛もまた周りに生えてきていました。
今飼っていますネザーランドはお尻の周りを汚すことが今まではありませんでしたので、洗ってあげたことは一度もありませんでした。
我が家のネザーランドも年齢が中年から高齢へと向かっていますので、これからはお尻の周りの汚れに注意してあげなくてはなりません。
今回は小さなバケツにお湯を入れて、お尻だけきれいに洗ってあげることにしました。
お湯で洗うのは初めてですからとても嫌がるかなと思ったのですが、お湯に入れてもまったく嫌がりませんでした。
うさぎにちょうど良い大きさのバケツに適温のお湯を1/3程入れて、後ろ足とお尻だけお湯に浸かる様にしたのですが、気持ちが良いのか入ったまま動かなくなってしまいました。
お尻の周りをやさしく手で洗ってあげて、固まったフンが溶けたかどうか確認しながらの初めての入浴です。
フンはきれいに取れましたので、うさぎをバケツから出してあげ、体のお湯をしっかりふき取るために柔らかいキッチンペーパーでしっかり拭いてあげました。
タオルを使うよりも柔らかいキッチンペーパーを何枚も使った方が、体に着いた水分をしっかり拭きとることができます。
天気の良い温かい日のベランダでお尻をあらいましたし、水分もしっかりふき取りましたのでそのまま遊ばせてあげました。
5分ほど遊ばせていましたらほとんど水分は乾きましたので、今回はドライヤーで乾かすことはしませんでした。
我家のうさぎは4才を超えましたので、人間の年齢でいいますと40歳の半ばですから中年と言えます。
年齢によるものかどうかはわかりませんが、最近はなぜか盲腸フンを食べません。
盲腸フンはうさぎはトイレではしてくれませんし、柔らかいのでよく踏んでしまっていることもあります。
そのため今回は柔らかい盲腸フンが付いてしまったのではないかと思いました。
お尻の汚れはうさぎの皮膚に悪い影響を与えます。
うーたろうはおしりだけの入浴はまったく嫌がりませんし、おしりを拭いてあげた後はベランダでくつろいで遊んでいました。
我が家のうさぎにとってまったく負担はないようでしたから、今後はあまりにもお尻が汚れてしまいましたら洗ってあげることにします。
うさぎは非常に敏感な生き物ですから洗ってあげる時には注意をしなくてはいけません。
注意点は次となります。
うさぎを洗う場合の温度は人間のお風呂の温度とは違います。
うさぎの体温よりも1〜2℃ほど高い温度のお湯が適温です。
うさぎの体温は38℃から40℃ですから、その日の体温を測ってお湯の温度を決めてあげるのが良いでしょう。
我が家ではうさぎの体温とお湯の温度を測るのにこの装置を使用しています。
うさぎの体やお湯に触れることなく温度がわかるものですから非常に便利です。
シャンプーは100%オーガニックでしたら良いのですが、うさぎ用シャンプーには両性界面活性剤やアミノ酸系界面活性剤、脂肪酸ジエタノールアミドなどが使用されていますので、個人的には使用しない方が良いかもと判断しました。
そのためお湯だけで汚れた部分を洗ってあげています。
うさぎにとって体が濡れているのはストレスとなります。
そのため今回もタオルで体を拭くのではなく、しっかりと水分を取るために柔らかいキッチンペーパーを何枚も使用しました。
ふき取った後はドライヤで乾かす必要が無いほどしっかりと水分をふき取ってあげましょう。