人間の寿命を延ばす方法について、昔から多くの動物実験がされていますのでその実験結果がうさぎの寿命を延ばす方法として応用できると考え調べましたが、残念ながらはっきりとした効果が認められているものはほとんど無いようです。
ただし、ネズミを使用した実験でエサを制限する方法でネズミの平均寿命、最大寿命がともに大きく延長するという研究結果は発表されていました。
うさぎは以前にはネズミと同じげっ歯類として分類されていましたので、エサの制限によりうさぎの寿命を延ばしてあげることができるかもしれません。
そのために高齢うさぎ用のエサは栄養価の低いものがあるのでしょうか。
我が家もそういったことからシニア用のペレットを与えていますが、利用していますものは製品表示はカルシウム含有量を制限し、尿石症に配慮し、エネルギーを従来のフードより10〜20%抑えた低カロリーで肥満に気を配りましたとなっています。
我が家は他に高カロリーなクッキーやアーモンド、ドライフルーツをエサとして与えていますのでカロリーを抑えるという効果はほとんど無いと思うのですが、なぜかペレットだけはと考えた次第です。
我が家のうさぎは食べなれていないものは食べないという性格なのです。
そのため我が家のうさぎはシニア用にとても良さそうな高級なペレットに切り替えようとしましたら、食べ慣れていないことからか食べてくれませんでした。
そのため今まで食べていたメーカーが発売していましたシニア用を与えてみたのですが、こちらは味があまり違わないためか以前のペレットと同じように食べてくれました。
うさぎが高齢になりますと小食や偏食になり、必要な栄養が摂取できなくなって低栄養状態になってしまうということも考えられます。
そうしますと体重が減少するだけでなく免疫機能の低下を招き、病気にかかりやすくなってしまうそうです。
そうならないためのエサの工夫も大切だと思います。
また高齢のうさぎは病気だけでなく、足腰が弱ってくるなどの老化を遅らせてあげるということも考えてあげると良いのではないでしょうか。
そのために我が家では抗酸化作用があり、細胞の老化を遅らせるというビタミンEが豊富なアーモンドを与えています。
アーモンドはビタミンEだけでなく食物繊維やミネラル類、ビタミンB群をバランス良く豊富に含み、脂肪分も体に良いオレイン酸が主成分の栄養バランスに優れたものです。
うさぎの食事には食物繊維の摂取が重要なのですが、アーモンドはその点においても不溶性食物繊維をとても多く含みますので腸の働きを活発にして整腸を促してくれるのです。
そしてさらにカルシウム、鉄、リン、カリウム、マグネシウム、亜鉛等のミネラルを豊富にバランス良く含んでいるのです。
我が家のうさぎはアーモンドを食べだしてから5年ほど経っていますが、8才を越えた今でもとても元気なのはその成果かもと勝手に想像しています。